どうも、ながです。
キツツキっていうとどんなイメージを持つでしょうか。
まぁ少なくとも都心にいるイメージが湧くって方は少ないと思います。
でもですね。日本一小さなキツツキは、意外と身近なところにいるんですよ。
コゲラについて
まずはコゲラってどんな鳥なのか。
簡単に見ていきましょう。
生息分布
日本においては全国どこでも見られる「留鳥」です。(「留鳥」とは一年を通して日本の同じ地域で見られ繁殖をする、季節に寄る「渡り」をしない鳥の事)
佐渡島には何故かいないそう。
大きな都市公園や自然がある程度ある公園や川沿いなどで見られます。
私が見かけた事がある場所は埼玉県秩父市にある秩父ミューズパーク(ほぼ山の中)や、東京都内の自然公園、それと川に近くて木がたくさんある公園などですね。
水が近いっていう事は野鳥にも大切な要素なのかもしれません。
巣作り
コゲラは枯れ木や枯れかけの木に巣穴を掘るそうです。
巣穴の直径は3~4cm程度。巣穴の深さは15~30cmほどだそう。
4月~7月が繁殖期になり、オスとメスで一緒に巣穴を掘るのだとか。素敵ですね。
それに、卵もオスとメスで交代して温めるんですって!素晴らしいですなぁ。
見つけ方
ほとんどの場合、コゲラの鳴き声で気が付く事が多いです。
ギィーギィーや、キーキーと鳴き、キツツキらしく木をつついていたりするので、そういった鳴き声や音で存在に気が付きます。
そしたら、鳴き声がした方向のちょっと上を見てみましょう。
人の視線と同じか、それより下にいることは稀だと感じます。
だいたい木の上の方にいるイメージがありますね。
近くても思い切り手を伸ばしてジャンプしたら届くかも?というくらいの高さがほとんどです。
なので、ギィーと聞こえたらその方向のちょっと上を見てみましょう。
木によってはコゲラの模様と同化して見つけにくいかもしれませんが、コゲラは忙しなく動いているのでしっかり探せば見つかりますよ!
ただ、コゲラが木の低い場所にいたとき、周りには人がほとんどいませんでした。
これももしかしたら、コゲラが警戒せずに低いところまでくる大切な要素なのかもしれませんね。
食性
コゲラは雑食性(なんでも食べる)で木の実や虫などを食べているそうです。
木の幹をつついて、中に隠れている虫などを捕食するのだとか。
木に対して平行になって、木をつついては移動を繰り返していますが、きちんと採餌しているのですね。
大きさ
日本一小さなキツツキというくらいですから、小さな鳥です。
全長約15cmとスズメやシジュウカラと同じくらいの大きさです。
なので、木の高い所にいると見つけるのが本当に大変…
スズメくらいの大きさだと分かっていれば、少しは探しやすくなるかと思います。
お散歩しながら探せる野鳥でもある。
コゲラは、誰かと一緒にお散歩をしながらでも探せるけっこう身近な野鳥です。
動物ならなんでも好きという方や、バードウォッチング初心者でも探しやすく、見つけたらちょっと嬉しい。そして可愛らしいので癒されるのです。
オスには後頭部に小さな赤い羽根があるそうですが、他の羽毛に隠れていて普段は見えないのです。ですが、風が強く吹いたりした時などに羽毛がめくれて小さな赤い羽根が見える事があるのだとか。
もし見られたらラッキーですね!
とはいえ、追いかけまわしたりなどは絶対にダメですよ。
人だらけの都心でも見られる

上手く撮影はできず…
野鳥を探すって言ったって都心にはいないだろうと思われるかもしれませんが、コゲラは都心にもいます。
私の技術不足で上手に撮れませんでしたが、東京都の上野恩賜公園でも目撃出来ました。
彼らの下には沢山の人間が行き交っていましたが、盛んにギィーギィーと鳴きながら木をつついていたのです。
なので、大きな公園などをお散歩するときには耳を澄ませてみてください。コゲラの鳴き声はけっこうしっかり聞こえてきますよ。
人の少ない林にはほぼ確実にいる
都心ではなく、ちょっと人が少なめなところ。そんなところにある林などにはほぼ確実にいます。
ここでも耳を澄ませて鳴き声を聞きましょう。
人が少ないと意外と目線の近くまで降りてきている時もあります。
とはいえ、前述したようにコゲラの模様は保護色になっていて動いていないと本当に分かりづらい!
なので、鳴き声が聞こえた方向を注意深く観察する事が大切です。

パッと見じゃ気付かないかも…
たまには自然散歩ついでにコゲラを探してみるのもオススメです。
撮影した写真や動画
ここからは少ないですが、私が撮影した写真や動画です。
参考にして、探してみてほしいです。


おわりに
今回は意外と身近にいる、日本一小さなキツツキ、コゲラについて書きました。
お散歩しながら探せる上に本当に近所にいる野鳥であるコゲラ。
ぜひ一度探してみてください。気付かなかっただけで、けっこう身近にいるものですよ。
それではまた。