どうも、ながです。
鳥見を始めてから3か月と少しが経ち、野鳥に対しての接し方やある程度の知識などが少しずつ付いてきました。
今回は、実際にあちこちに野鳥を見て、撮影をしに行った時にあったこと、感じたことや調べた事を書いていきます。
バードウォッチング、探鳥、鳥見などなどと言われる野鳥観察、撮影ですが、気を付けることはけっこう多いので、私と同じように鳥見を始めたばかりの方が困らないようにできればと思います。
服装や持ち物について

まずは服装についてです。
野鳥観察と言えど、どこへ行くかはどんな鳥が見たいかによります。
街中で見られる野鳥か、山に行かないと見られない野鳥か、など行く場所によって服装や持ち物は変わってくることでしょう。
まずはその辺りから、私の拙い実体験から説明させていただきます。
服装と行く場所と見たい野鳥をチェック
まず、どこへ行くかで服装が変わると思いますので、それを確認しましょう。
見に行きたい野鳥は何ですか?
その野鳥はどこで見られますか?
例えば、街中でも見られる野鳥である「オナガ」が見たいとしましょう。
であれば、いつも通りの私服で、カメラや望遠鏡、必要があればノートなどを持って行けば準備はオッケーですよね。
では山に行かないと見られない「ヤマガラ」や「アカゲラ」などを見に行くときはどうでしょうか。
流石に半袖短パンなんかで山に行くのはまずいですよね。虫刺されや木の枝などにひっかけて怪我をしてしまったりと自分の身を危険に晒すことになります。
てことで、服装は長袖、長ズボンが良いでしょう。
山に行く場合は登山靴があると良いですね。
本格的なものを買うとしたら1万円以上かかってしまうのが難点の登山靴ですが、私は通販で街でも山でも履けます!みたいな軽登山向けの靴を買いました。お値段5千円くらいでした。

この靴を履いて埼玉県秩父市にある「秩父ミューズパーク」へ行ってみたのですが、坂道を歩くときに足首をしっかりホールドされている安心感。
そしてしっかりと地面に食いつく靴底のソール。
それらのおかげで足への負荷がかなり減らされているので歩きやすい上に疲れにくい。
私は昔、パルクールで足首を捻挫してしまい、今でも時々足首が痛む事があるのですが、この靴の安心感はすごかったですよ。勾配がきつい急な坂道でも、ちゃんと足首を守ってくれます。
山へ行くならきちんとした靴を履くということもお忘れなく。
怪我を防止できるだけでなく、疲労もかなり軽減されますよ!
持ち物

観察用の双眼鏡(あるいは望遠鏡)と図鑑。観察記録をつけるためのノートというのはよく聞きますね。
でも私は手荷物が増えるのが好きじゃないんですよ。
なので近所の自然公園に行くくらいなら、カメラとスマホと財布くらいしか持って行きません。
ただ、山に行くとなったら別です。
きちんとリュックを背負って、消毒薬や絆創膏といった簡単な、傷の手当ができるもの。
夏なら虫よけなども必要ですね。
それから飲み物と軽食(いつでも自販機で買えるわけじゃないので)、スマホのモバイルバッテリーや折り畳み傘、場合によっては着替えなどを持って行きます。
それから、一番大事なのはゴミを持ち帰れるようにするためのゴミ袋です。
もちろん、山と言ってもすぐ近くにお店や施設があるのなら、それに合わせて荷物を必要最小限にするのはアリだと思いますが、何が起こるか分からないというのが自然のおっかないところです。
服装と持ち物についてのまとめ
これさえ意識しておけば問題ない!
みたいなものをまとめます。
- 長袖長ズボンなどで自分の身体を守る服装にする。
- 登山靴や長靴など、場所に合わせて靴を変えると良い。
- 環境を汚染しないようゴミ袋は持って行く。必ず。
- 望遠鏡やカメラなど観察に必要なものを持って行く。
こんなとこでしょうか。
街中なら人と野鳥に。山や海、川などなら自然そのものに配慮して、楽しく安全に鳥を探しに行きましょう。
人にも自然にも配慮できない方には、お部屋から出ないでいただきたいものですね。
野鳥に対して気を付ける事
ここからは本格的に、野鳥を目の前にして気を付ける事を書いていきます。
ついつい鳥を目前にすると、テンションが上がってしまいますが、一番大切なのは鳥にストレスを与えない事。だと思っています。
鳥は意外と賢いので、そこまで気にしすぎないでもいいのかもしれませんが、個体や種によっては人間が想像できないほど繊細な子もいるので、基本的に気をつけておくべきかな?と思います。
野鳥との距離感

野鳥の観察や撮影をする上で最も最初に立ちはだかる壁が距離感です。
近づきすぎたら飛んで行ってしまう。でもできるだけ近くで見たい、撮影したいという葛藤がそこにはあります。
そりゃみんなバズーカみたいな望遠レンズをカメラに取り付けて撮影をするわけですね。
そうは言ってもですよ。私みたいに低賃金でこき使われている若者がそう簡単にカメラやレンズを買えるわけではないのですよ。安くても20万くらいはするでしょうからね…
というわけで、私はキヤノンのPowerShotZOOM(お値段3万円ほど。)で戦っているわけですが、本当に距離感を図るのが難しかったです。
でもこのカメラのおかげで、どれくらいの距離なら鳥が怖がらないのかがかなり掴めてきました。
とはいえ、種によっては200メートルほどの距離でも飛んで逃げるという話も聞いたことがあるので、まだまだきちんと知っていく必要がありそうです。
始めのうちは野鳥を驚かさない距離感や、自身の動きにも気をつけてみると良いでしょう。
急に立ち止まって野鳥の方をじっと見たりすると、驚いて逃げて行ってしまったり。
距離は近いのに公園の柵越しなら逃げなかったりと、野鳥たちは意外と人の行動を見ているようです。
餌付けについて
これがしばしば問題に上がるのですが、私有地内で餌台などを置いて管理するなら、近所に迷惑が掛からなければ大丈夫だと思うのですよ。
ただ、ごく一部のバードウォッチャーというか野鳥写真家が、自分が撮影したいというだけの理由で餌を与えたりしているそうなんですよね。
論外ですよね。
あとはおじさんやおばさんが自然公園内の水鳥の池にて、何か餌を与えているところをよく見かけますが、あれもどうかと…
水質汚染にもつながるって聞きますしね。
だいたい水鳥の池などにくる野鳥である「カモ」の仲間ってのは渡り鳥なんですよね。
で、人間が餌をあげすぎる事によって、渡りに支障が出る事がある。なんて話も聞きます。
それに、本来は人を警戒する野鳥たちが、そういう無責任に餌付けをする人たちのせいで警戒心が薄れ、天敵に狩られやすくなってしまう。
そうなったら餌付けする人が言いがちな「お腹すいてるだろうし可哀そうだから」とか、本末転倒なんですよね。
それに、人間が餌を与えすぎて、野鳥が自ら狩りを行ったり、食べ物を探したりすることが出来なくなってしまうので、人による餌付けには基本的に良い事はないのです。
長い目で見れば、人間が無責任に餌付けをするということは、野鳥を減らす事になりかねないということです。
野鳥たちの環境を荒らさない

前述したような水鳥の池での餌付けによる水質汚染などもそうなのですが、人間が無駄な事をすることによって、野鳥や野生動物の居場所を荒らしている可能性があるってことを忘れないでほしいのです。
ゴミのポイ捨てや山への不法投棄など言語道断です。
野鳥に限らず自然観察をする場合、出かけた場所(山など)に何も置いて行かない、極力散らかさないということに気を付けた方が良いでしょう。
おわりに

今回はバードウォッチング初心者の私が、この数ヶ月あちこち行って、色々見て、調べたことや気がかりな事を書きました。
一番気になるのはやはり現代の自然環境の保護についてです。
もう人間の居場所は充分じゃない?が私の意見。
そして、山や川など自然豊かなところへ遊びに行く際に、そこを汚して帰る輩がいるのが残念だし怒りを覚えます。
野鳥や自然ってものに癒されたいという方は少なくないでしょう。
だからこそ、誰でもできる簡単なことからやってみてほしいと思います。
ゴミを持ち帰る。なんて幼稚園児でもできますからね。
野鳥に関しては、本当に人間の生活に近いところに暮らしている野生生物です。
観察もしやすいし出会いやすい。つまりは熱中しやすいんですよね。
熱中しやすいからこそ、これを読んでいるあなたには、鳥だけに熱中し、餌付けや環境に配慮しない行動をするような自分勝手な人にはなってほしくありません。
素敵な野鳥たちが長く生き続けられるように、考えて行動していきたいものですね。
それでは、また!