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中古カメラでも侮れない!キヤノンPowerShot SX710HS で野鳥撮影レビュー

キヤノンのコンパクトデジタルカメラPowerShotSX710HS
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

どうも、ながです。

私が使っているカメラ、キヤノンPowerShot SX710HSという機種なのですが、買ってから約2か月ほど経ち、写真や動画を撮って歩いて使用感がだんだんと分かってきましたのでしっかりレビューをしようと思います!

中古コンデジでも野鳥撮影が楽しめる。それをお伝えできればと思います!

この記事で分かる事

  • 中古のコンデジが野鳥撮影の選択肢に入る理由
  • PowerShot SX710HSで実際に撮影した野鳥写真の作例
  • 実体験から感じたメリット、デメリットとその対策

中古カメラでも侮れない!キヤノンPowerShot SX710HS で野鳥撮影レビュー

PowerShot SX710HS ってどんなカメラ?

キヤノンのカメラPowerShotSX710HS電源オフだとこんな感じ。

 

キヤノン PowerShot SX710HS」は、2015年に発売されたコンパクトデジタルカメラです。

発売から時間が経っているため、新品での入手は困難ですが、中古ならまだ出回っており、安価で購入が可能です。

光学30倍ズームも搭載しており、離れた被写体もしっかり捉えるので、野鳥撮影でも十分に活躍してくれます。

基本スペック

電源を入れたデジカメ電源を入れるとこんな見た目です。

気になる基本的なスペックはこんな感じです。

  • 30倍光学ズーム(デジタルズームを併用すると最大約120倍)
  • 画素数:2030万画素(1/2.3型CMOSセンサー)
  • 重量:約269g(バッテリーなどを含む)
  • フルHD動画撮影(60fps対応)
  • Wi-Fi & NFC搭載(スマホ連携可能)

このスペックで野鳥撮影で求めたい「携帯性」と「望遠性能」を両立しているのが魅力です。

一眼レフカメラのようにレンズの交換で色々なシーンに対してより綺麗に対応する。という事はできませんが、この携行性と、これ一台で様々なシチュエーションに対応している機能性はなかなかのもの。

発売は2015年。なのに今でも通用する理由

2015年発売と聞くと「もう古いのでは?」と思うかもしれません。

ですが、実際に使ってみるとそんなに古臭いという感じは無く、さらに言えば明るい場所であれば全く古さが気にならないほど綺麗に高画質での撮影が可能です。

撮れちゃうんです。

メニューも見やすく分かりやすいので使い勝手も良し。

それにこのサイズで光学30倍ズーム搭載は、最近の機種とも見劣りしません。

距離を取ってもしっかり撮れる!」この感覚は今でも健在です。

中古市場の価格帯と入手性

メルカリやヤフオク、楽天市場などネットショッピングで調べてみると1万5千円くらいから9万円を超えるものまであり、出品者によってかなり差が出ているようです。

背景には最近のメーカーのコンデジ生産終了や、コンデジの需要増加による価格変動があるようで、モノによっては新品と同じくらいの値が付いているほどです。

私はハードオフの通販「オフモール」で3万3000円で購入しました

中古で購入する場合は以下の点には気をつけてください。

  • ズーム動作に異常は無いか
  • 液晶画面の表示に異常が無いか
  • レンズや液晶に傷などの異常が無いか
  • 動作確認済みかどうか
  • 充電器やバッテリーが付属しているか

きちんと使える状態の美品もそこそこ出回っているのでぜひ探してみてください。

このカメラ以外でも、綺麗な中古のコンデジが見つかるかも?

実際に撮影した【野鳥写真付きレビュー】

電柱に留まるハシブトガラスハシブトガラスさんです。

ここからは私が実際にPowerShot SX710HSで撮影した野鳥写真をもとに、使用感や性能について書いていきます。

掲載している写真はなるべく最低限の補正(ウォーターマークや明るさ、トリミング程度)にしてあります。

街中・公園・農耕地などで撮影した作例

戸田橋親水公園に来たヒヨドリ水を飲みに来たヒヨドリさん。

このカメラの強みの1つは「光学30倍ズームで遠くの鳥もしっかり狙える事」です。

街中の電線に留まっているカワラヒワやオナガ。

公園で水を飲むヒヨドリ。

畑を歩くハクセキレイなど、遠くてもしっかり捉える事ができました。

↓にも少しずつ写真を載せておくので良かったら見てみてくださいね。

光学30倍ズーム性能の強みと注意点

電柱で1羽きりのオナガ電柱に留まるオナガさん。

光学30倍というのは、35mm判換算で約750mm相当になります。

これは一眼レフカメラに望遠レンズを装着するのと匹敵する望遠性能で、遠くの野鳥もグッと近くに引き寄せてくれます。

ただし、ズームを最大にするとこんなデメリットも…

  • 手ブレしやすくなる
  • ピントが合いにくくなる
  • 被写体を見失いやすい

ズームをする時には安定した撮影姿勢や、構図も工夫したりと難しい点もあります。

この辺りのよくある失敗の話も記事にしてありますので、良かったら覗いてみてくださいね。

撮影時の設定とコツ

カメラの設定画面の写真右上のつまみで「Pモード」にして設定を変えます。

最初はオートモードで気軽に撮影してみました。充分綺麗に撮影ができるのですが、やはり最大までズームをすると、オートモードだけだと上手く撮れない事も。

あくまでこのカメラで私の設定ですが参考になれば幸いです。

  • Pモードに設定
  • 基本的にISOはオート曇りや暗い場所では400~1600までの間で設定。
  • ホワイトバランスはオート
  • ドライブモード(連続撮影するかどうか)はAF連続撮影
  • 測光方式はスポット測光をメインに使っています。明るく開けた場所では評価測光も使います。

この設定に変えてから綺麗に撮れることがかなり増えました。

要するに、ISOでざらつかない程度に明るく連続撮影(いわゆる連写機能)を使ってブレていない写真を撮れる確率を上げて、鳥が綺麗に写るように測光方式をスポット測光にしている。といった具合です。

正直言ってココ苦戦したなぁって部分

PowerShot SX710HSは間違いなく「撮れる」カメラです。

ですが、当たり前ながら完璧ではありません

ここからは「苦戦したなぁ」って部分や、工夫が必要だなって部分も正直に書いていきます。

ファインダーの無い撮影の難しさ

これ、意外とイメージ湧きにくいかもしれませんけれど本当に難しいんです。

電子ファインダー(EVF)が付いていないので液晶画面を見ながらの撮影になるのですが、いくつかの問題が発生するのです。

晴天時に液晶画面がとても見づらくなる

高倍率ズーム時に鳥を見失いやすい

直感的に、画面上で被写体の鳥がいる場所が分かりにくい

などです。

ファインダーを覗いて撮る場合、かなり直感的に鳥の位置を特定できるのですが、これは画面を見ながらになるのでそうはいきません。

そして明るく晴れた日には液晶画面がよく見えないという事が起こります。

それに高倍率ズームをした時の撮影は、少しでもカメラが動くと被写体が画面外に行ってしまい、見失いやすいという事も。

対策として、ブレないように脇を締めて構えるなどの安定した姿勢で撮影する。

バッテリーの減りは気になるかもしれませんが、明るい日は液晶の明るさを上げておく

鳥を見つけたらカメラを構える前に少しだけズームしておく自分の視界とカメラの画角がほぼ同じになると被写体の位置がわかりやすいため)などがオススメです。

連写性能とピント精度は最新機に劣る

池で眠っていたマガモ止まっている鳥ならバッチリ撮影可能です!

PowerShot SX710HS連写速度は最大約6.0枚/秒。

またAF(オートフォーカス)の速度や追従性は、さすがに最新機種と比べると劣ります

特に鳥が飛び立つ瞬間枝に囲まれた鳥を撮影するときなどはピントが合いにくく、残念な結果になることも。

対策としては、シャッター半押しで確実にピントを合わせておいたり、った瞬間開けた場所に出てきた瞬間を狙うと良いでしょう。

カメラを構えてじっと待つことも野鳥撮影の楽しみ方のひとつです。

対策方法や慣れる工夫

このカメラは気軽に持ち運べてしっかり撮れるのが良い点ですが、綺麗に撮るには撮影者次第な部分も大きいです。

だからこそ

  • ピントの合わせ方
  • ブレない構え方
  • シャッターを切るタイミングの見極め
  • シチュエーション毎の設定

など、野鳥撮影のコツが自然と身に付くのではないかと考えています。

しかも、撮れた写真はちゃんと見せられるレベルの高い画質なので楽しみながらステップアップできます!

中古コンデジで始める野鳥撮影のススメ

電線に留まるシジュウカラシジュウカラさんもくっきり写る!

野鳥撮影と言えば本格的な一眼レフカメラに大きな望遠レンズ、それらは高価でなかなか踏み出せない…という印象がありませんか?

でも、意外とコンデジで気軽に撮影を楽しんでいる方も少なくないのです。

以前X(旧Twitter)でコンデジで撮影した写真を投稿していた方にお話を聞いてみたら中古で安く買ったと言っていました。私も中古で安く買って、沢山写真を撮りに行っています。

実はけっこう簡単に始められる趣味なのですよ。

それでも、やっぱり一眼レフのイメージが強いという方には↓の記事も読んでみてください。一眼レフじゃなくても楽しめる!を力説した記事です。

「まずは始めてみたい」人にこそ最適な選択肢

「始めてみたいけどどのカメラがいいのかわからない…」

そんな迷いは当たり前。だってカメラって沢山あってどれがいいのかなんて最初から分かる人はいませんもの。

だからこそ、比較的安価なコンデジで「とりあえずやってみる」を実現してみてはいかがでしょうか。

オススメしたいポイントは以下の3つ。

  • スマホよりも遠くまで撮れる
  • 操作が簡単で、オートモードでも綺麗に撮れる
  • もし合わなかったり、辞めてしまっても出費が抑えられる

今ではカメラのレンタルをしてくれるサービスがあるのでそちらを使ってみるのも1つの選択肢ですね。

カメラとレンズのサブスク。GOOPASSの広告リンク。スポンサーリンク

予算を抑えて「ちゃんと撮れる」という選択肢でもある

「興味はあるんだけど続けるか分からないし高級機材はちょっと…」

という方にもオススメしたいのがコンデジでの野鳥撮影です。

それなりの画質でズームが出来る一眼カメラを買うよりも遥かに予算を抑える事ができ、そのうえちゃんと撮れるので、始めてみたい、興味があるという方にはオススメです。

このPowerShot SX710HSの場合、野鳥撮影に必要なズーム機能(750mm相当)画質(2030万画素)を備えている上、中古市場で安くて3万円程度(※2025年6月現在)ですのでコスパは最強クラスです。

それでもここまで撮れるという驚き

フェンスに留まるオナガこの写真もPIXTAで販売中!

実際に撮った写真を、ストックフォトサイトのPIXTAの販売審査に出してみたところ合格し、私の撮った写真が販売されています。

その話は詳しく記事にしてあるので良かったら読んでみてください。

販売できると判断していただけるレベルの写真が撮れちゃうのです。このカメラなら!

コンデジだからと侮ってはいけません。そりゃ超高画質でもなければ、シャッタースピードや感度の性能など、一眼レフや高級機材には及びませんが、それでも作品と言えるくらい綺麗に撮る事は可能なのです。

私のPIXTAプロフィールページは下のバナーよりどうぞ。
写真素材 PIXTA

おわりに

今回は私の愛機、キヤノンPowerShot SX710HSのレビューと、中古コンデジでも野鳥撮影に挑戦できるという事を書きました。

どうです?10年前のコンデジもまだまだ侮れないでしょう?

もちろん、性能面は最近の機種の方が良くなっているはずですから、予算に余裕があればそちらを。

機材は安く済ませて、とにかく今すぐ撮りに行ってみたい!という方には中古のコンデジという選択肢もアリなんだよって事が伝わったら嬉しいです。

私のXアカウントでも野鳥写真をアップしています!そちらでも楽しんでいただければ嬉しいです!

今回もここまで読んでいただきありがとうございました!

それでは、また。

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