オナガ日記 PR

野鳥が群れから離れる理由から学ぶ、ひとり時間の大切さ

電柱に留まる一羽のオナガ
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どうも、ながです。

ある日、野鳥観察に出かけるとオナガが1羽だけで電線に留まっている事がありました。

普段は群れで暮らしているはずなのに」と疑問が湧いて、群れで過ごす野鳥でもひとりになったり群れを離れたりする事があるのか調べてみましたら、実際に群れを離れていく個体が報告された例があるそうです。

野鳥の行動には、人間関係や私たちの生き方のヒントが隠されています。

今回は、オナガなどの群れで暮らす野鳥が「群れを離れる」行動をきっかけに、「ひとり時間の大切さ」や「人との距離感」について考えてみたいと思います。

野鳥が群れから離れる理由から学ぶ、ひとり時間の大切さ

オナガに見る「群れから離れる」行動とは?

電線に留まるオナガの群れ本来は群れで過ごすオナガさんたち。

いつものようにオナガさんいないかなぁって探しながら散歩をしていたある日、群れで暮らすはずのオナガさんが1羽きりでいたのです。

どうして離れていたのでしょうか。野鳥にもひとりになりたい時があるのか。はてさて…

オナガは本来群れで暮らす習性がある

オナガは群れで暮らす野鳥です。数羽から20数羽ほどの群れを作り、互いに鳴き交わし、コミュニケーションを取りながら暮らしています

群れで暮らす事のメリットは天敵への警戒餌を見つけやすくなる繁殖活動の効率化などで、鳴き声やしぐさなどで情報共有をしていると言われています

過去にオナガについてガッツリ書かせてもらっているのでそちらの記事を参考にしてみてください。

1羽だけで見かけるのはなぜ?

そんなオナガでも、ある時には1羽きりでいる場面に出会うことがあります。これは別に珍しいことではなく、繁殖期にはつがいごとに行動したり、巣作りや縄張りの確認のために一時的にひとりで行動する事があるのです。

また、若鳥や体調の悪い個体が少し離れて休んでいるケースもあるのだとか。

調べてみると、「群れから離れる」ことは彼らにとってごく自然な行動の1つなのですね。

私が見た「ひとり」のオナガ

それを踏まえて思い返してみると、ひとりきりで過ごしているオナガさんであっても、縄張りのために周りを見に行っていたりしていたのかなと思います。

たった1羽きりで開けた場所に立って周りを見回していたり、自分や仲間たちのために周囲を見てくれていたのかもしれませんね。

野鳥の行動に見る「自立」と「適度な距離」

柵に留まるオナガ学校の柵に一羽きりで留まっていたオナガさん。

人間と同じように野鳥たちにも社会性があるのはなんとなく知っていただけたかなと思います。

じゃあ彼らの行動から、私たちの生活に活かせるナニカはあるのではないかなぁと思うのでそれを考えていきたいと思います。

「離れる」ことは異常じゃない

人間社会では、一人でいることに対してのネガティブなイメージが持たれがちです。

孤立している」だの「ボッチ」だの「仲間外れ」だのと言いだしたらキリがないほど。

でも、野鳥たちの生活においては「必要だから離れる」は当たり前

むしろ必要なのに群れから離れないという選択を取ってしまう方が異常なわけです。

例えば、勉強をしなきゃいけないのに友達に誘われたから遊びに行ってしまうとか。

苦手な人の誘いを断れなくて自分にものすごいストレスを与えてしまったりとか。

今やるべき事のために「ひとりを選ぶ」というのは、自立している証拠だと思うのです。

一時的に「ひとりを選ぶ」ことは決して悪いことじゃありません。

ひとりの時間も必要です。

野鳥は”マイペース”を守って生きている

自然界では「他の誰かに合わせているばかり」でいることは生き残る上で不利になることもあります。

自分のタイミングや自分の判断で行動をすることが自分を守る事になるのです。

オナガたちのマイペースな行動を見ていると、無理に他人に合わせすぎてしまう人間社会との違いが浮き彫りになります。

状況によりますが、マイペースを出来るだけ守れるようにした方が結果として良い仕事や良い生活に繋がるのではないかと思います。

人間関係にも”距離感”がある

人と人との間にも「ずっと一緒にいる」だけが正解じゃない関係性があります。

時には距離を取る事がお互いのためになったり思いやったりするうえで大事になることもあります。

一時期新型コロナウイルスの蔓延でステイホーム(不要不急の外出は避けてくれってやつ)が流行りましたね。その時は夫婦喧嘩をする人も少なくなかったと聞いた事がありますが、これがまさにそう。

近すぎても相手の嫌な部分がよく見えてしまったりいることが当たり前になってしまったから相手への感謝を忘れてしまったり

時には離れて思い返すのも、誰かと関わるうえで大切な事なんだと思います。

「ひとり時間」は悪いことじゃない

畑にいたオナガ畑で1羽きりであっち向いてたオナガさん。

前述したように、「ひとり時間」や一人で行動する事に対してネガティブな印象を持たれがちですが、それらは決して悪いことではありません。そのひとり時間は自分自身を見つめ直したり、人と離れてリフレッシュしたりと、また頑張るために必要な時間です。

野鳥たちでさえひとりになる事があるのですから、私たち人間もたまにはひとり時間を作ってみてもいいのではないでしょうか。

「群れに合わせる」ことに疲れたら

誰かに合わせ続ける日が続いたり、誰かと合わせなきゃいけない事が続くとなんとなく心が擦り減っていく感じがしたり、気疲れしてしまったりと知らないうちにストレスを溜め込んでしまいます

なんだか最近人に合わせてばかり。あるいは人と過ごす事が多くて気疲れしてるかもと言う時には、思い切って一人になってみても良いのではないでしょうか。

もちろん、夜中に1人で散歩などはオススメしません。危ないかもしれませんから。

簡単に、部屋の中でスマホの通知を切ってゆっくりお風呂に浸かってみるなど、少し一人になってみることから始めてみてはいかがでしょうか。

ひとりで過ごすことのメリット

ひとりの時間には気持ちをリセットしたり、自分の内面を深く見つめ直したりできたり、集中力が高まる事で作業に打ち込みやすくなるなど様々なメリットがあります。

野鳥たちのように「無理せず離れる」姿勢は私たち人間にも必要なものです。

誰かに合わせない自分らしい自然体に戻る時間を取り入れてあげることで、ストレスを減らして、また「群れに戻る」時に、その群れ(会社や学校、趣味のコミュニティなど)の中でまた頑張れるようになるはずです。

一時的にひとりになることで、自分の気持ちの余裕を作ってあげることが、誰かとの良い関係を続かせる鍵なのかもしれませんね。

野鳥だって群れる、離れる

人間でも野鳥でも、特定の群れに入ったり離れたりはあるものです。

時々ポツンと1羽きりで過ごしているオナガなどを見ていても、必ずしもずっと群れている必要は無いんだなと気付かされます

たまには誰にも合わせず、自分一人でどこかへ行って、自分のペースで過ごしてみてもいいんじゃないでしょうか

野鳥でさえ上手に群れと過ごしています。人間だってできるはずです。

私も群れるのは正直言って苦手です。

だからこそ、自分にとってちょうどいい距離を保ってひとり時間を大事にして生きていますよ。

気遣いに疲れたとき、野鳥を観察してみませんか?

公園の池にいたアオサギとカルガモ公園の池にアオサギさんとカルガモさんがいました。

人間の「群れ」の中で日々の気遣いに疲れてしまった。そんな時は野鳥を観察しに行ってみませんか?

別に山奥まで行かなくたって、広い都市公園や地域の緑道などで充分見られますから。

のんびり野鳥を観察しているだけでも癒されますし、撮影などを始めてみるとこれがまた奥が深くて面白いですよ。

ガッツリ撮影にのめり込むというわけじゃないなら、私も愛用している望遠鏡型カメラがオススメです。

安価遠くからでもしっかり観察できるだけの性能が備わっていて、観察しながら写真や動画を撮れるのでこれ一台でけっこう楽しめますよ!

その望遠鏡型カメラについてもレビューしてますのでチェックしてみてくださいね。

疲れたら野鳥に癒されに行きませんか?

1週間頑張って、ようやく休日。本当にお疲れ様です。

部屋にこもってだらだらするくらいなら、ちょっと公園まで散歩に行ってみませんか?

そして、野鳥を観察してみましょうよ。

どこにでもいるハトやカラス、スズメなどを見て癒されるも良し。日本最小のキツツキであるコゲラや、葉っぱと色が同化して見つけにくいメジロを探してみるなど、野鳥を見つける遊びをしてみるも良し。

なんとなく出かけてなんとなく見てみるだけでも癒されるのでオススメです。

できれば双眼鏡があった方がより観察しやすいです。

以前に軽量でコンパクトなので携帯性抜群安価なのに実用性の高い双眼鏡をレビューしていますのでそちらを参考にしてみてくださいね。

OLYMPUS|オリンパス 双眼鏡「Trip light(トリップ ライト)」8×21 RC II パールホワイト

バードウォッチングで「自分に戻る時間」を持つ

もし本格的に野鳥を観察したくなったら、「自分に戻る時間」がとても濃い時間になります。

というのも、野鳥を観察するのは奥が深く、どこにどんな野鳥がいるのか。どんな習性があるのかなどを考えて動く事があるので、公園や河川敷など、場所選びも重要になります。

ただ、場所次第では誰にも邪魔をされずに野鳥を追う事ができるので、素の自分に戻る事ができる上にその時間を楽しむ事ができます

野鳥を追うと言っても、追いかけまわしちゃダメですよ。遠くからそっと観察しましょう。

「ひとりバードウォッチング」という気晴らし

なにその悲しい趣味。とか言いたい人には言わせておいて、ひとりでも楽しめるのがバードウォッチングの良いところです。

静かに野鳥の声に耳を傾けて、どんな鳥がいるのか探して観察する

ひとりなら、誰かに邪魔をされず自分のペースで好きなだけ観察する事ができるのでむしろオススメ。

大きな公園だったらどういう風に周ってみようかな、とか。

河川敷ならどの辺りまで歩いてみようか、などなど全て自分の気の向くままでOK

毎日人に合わせて頑張って疲れてしまったら、自分で全部決められるこの時間は最高に楽しいものになるはずですよ。

おわりに

今回は1羽きりで過ごしていた野鳥を見かけて、気になって調べてみたら野鳥もひとりになることがあると知って、これ人間もそうだよなって思ったのでひとり時間について私なりに書きました。

私自身群れに馴染めない部分があるので、ひとりで過ごす事も少なくないのですが、意外と悪くないものです。

ひとりで過ごすと、次はどこで野鳥を見ようか。ブログで何を書こうかなどじっくり考えられますし、自分のための時間の使い方ができるようになってきました。

自己分析も気が付いた時にはするようにしていますし、自分がなぜこういう風に考えたか、こんな気持ちになったのかなどを振り返るにはひとり時間が最適です。

もし、毎日頑張っているあなたが、人に合わせることで気疲れしてしまったなら、何かヒントになれば幸いです。

私のXアカウントでも野鳥写真をアップしています!そちらでも楽しんでいただければ嬉しいです!

それでは、また。

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