こんにちは!ながです!
今回読んだ本はこちら、村上臣さんの著書。転職2.0です。
昨今、「終身雇用の時代は終わった」と言われている訳ですが、今まで日本では転職をすることは悪いこと、職場に対する裏切りのような扱いでしたね。
そしてそんな風潮は今でもあるようですが、この本にはそうは書かれておらず、むしろ転職しない人の方が危うくなるかもしれないぞという新しい視点をもたらしてくれる。そんな本です。
転職2.0の[2.0]ってなんぞや?
こう思った人もいるのではないのでしょうか。
著者はスマホやPC、アプリケーションなどのバージョン情報、OSのアップデートを例えにして、今までの転職の捉え方、考え方を「転職1.0」。(←古いバージョン)
これからの考え方を「転職2.0」(←新しいバージョン)と言っています。
つまり、今までの転職の考え方や行動は古いから今の時代に合ったものにアップデートしようぜってことですね。
どうしても今と昔とでは需要も考え方も文化も色々と変わってきますから、常にアップデートして最適化するというのは、転職以外にも通用する考え方ですね。
この本では7つの章に分けて今の時代をより良く生き抜くための転職方を解説してくれています。
我慢して働く時代は終わった
これ聞いてまず皆さんこう思いますよね。
「はぁ!?」
って。
落ち着いてください。
今は昔と違って自分の思い描いたキャリアを実現できる時代だってことです。
もちろん、さすがに今すぐ何も我慢をせずに生きていけるというわけではないと思いますが、しっかりと先を見据えて、この本に書かれているロジック通りに動けば嫌な上司や毎朝の満員電車などに悩まされずに生きていけるようになり得るということですね。
将来的に限りなく我慢を0にするための転職の方法論が網羅されています。
タグという考え方
本の中で今どきらしい「タグ」の考え方が出てきます。
# ←これですね。
SNSなんかでよく使う機会があると思います。
例えばX(旧Twitter)で個人的に好きなタグ。
#漫画が読めるハッシュタグ
だったり、写真を投稿する際に #場所名 #夕陽 みたいな感じでやりませんか?
これ、何でみんなタグを使うのか、ということなんですよね。
- 同じタグで検索すれば、似たような投稿がすぐに探せる。
- だから伸びているタグで投稿する。
という方も少なくないはずです。
これ、今では企業の採用担当者も同じ手法で人を探しているんだそうです。
だから自分にタグ付けをしようってわけです。
ここで言う自身のタグとは「自身の強み」です。
リーダーシップがある、〇〇の経験や資格がある。などの情報を自身のSNSプロフィールに記載しておきつつ、それに関連する投稿をしていくことによって企業からのオファーを受けやすくなる。質の良い情報を得やすくなるなどのメリットがたくさんあるのだそう。
この考えには驚きましたね。SNS苦手なタイプだもんですから…
場当たり的にSNSを利用している場合、転職時にあなたの投稿が企業に見られている可能性がありますから、お気をつけて。
タグの掛け合わせ
自身にタグを付けられたら、それらを今度は掛け合わせるのが大事だと著者は語られています。
自身のタグの中で、この二つはどうやっても噛み合わないだろう…と思えるような事も、希少性という意味で強い武器になる。というんですね。
例えば私の場合。今まで現場系のお仕事ばかりやってきていましたが、ブログを書くためにパソコンのソフトウェアだったり初歩のプログラミングであったりを自分から友人に教わったりして勉強しました。
そんな私が工場や倉庫などの、パソコンに触れるのが苦手な人が多い(50代くらいの職人さんばかりのような)職場に行ったらかなり貢献できそうですよね。
まして今では農業にIT技術を導入する流れも来ているほど。
なかなかこの「掛け合わせ」って面白いし可能性も広がる考え方だなと思いました。
とはいえ「僕にはそんな強みなんて無いし…」とか「私は人並みな事しかできないから…」という理由から「タグなんてないよ…」となってしまう人も少なくないでしょう
大丈夫です。
本書の巻末には、付録として[タグ分類表]なるものが付いているのです!
そして本書内には「タグ付けフレームワーク」というガイドまであり、本書を手に取った方が本当に自身の描いたキャリアに近づけるような構成になっているのです。
とにかくこの辺りはぜひ読んで、実際に考えてみてほしいところです。
転職に対する意識がまるっきり変わる一冊
今回紹介できたのはほんの一部過ぎてあまり上手くお伝えできていないかもしれません。
ですがこの本は今後とも推していきたい一冊に間違いありません!
転職というものの見方が本当に変わりますし、私自身も強みなんてあるんだろうかって感じ
ている者なので、自身を見つめ直すにもプラス。転職活動にもプラス。この時代の長期的な
考え方もわかるようになる。といったもはや読まない理由が見当たらない一冊。
唯一の懸念点があるとすれば、著者がエリート過ぎるがゆえに
「俺はそんなすげぇ人じゃねぇし。」
って感じでシャットアウトしてしまう人がいるかもしれないな…ということ。
でも何度も言いますが、これはどなたでも当てはまること。お仕事に対する考え方のお話です。
そんな卑屈にならずに読んでみてほしい。そして将来、やりたい仕事や楽しいと思える仕事に就けるようにしていただきたい!
私もそうなれるように頑張っていきます!
今回は村上臣さんの書かれた名著「転職2.0」を読んでのレビューでした!
それでは、また!